あさば接骨院 asaba seikotsuin

あさばグループ

南流山、江戸川台の2店舗を構えるあさば接骨院は、腰痛・坐骨神経痛・膝痛・産後の痛みの改善を得意とする地域密着の整骨院です。

健康コラム

産後の食べ物でNGはある?出産後におすすめ・控えるべき食べ物を公開

妊娠から出産まで頑張ったママさんの体は、体を回復させるために栄養を欲しています。
さらに母乳の質や生産を良くするために、授乳中は食事の栄養管理が気になりますよね。
実際、ママさんが口にした食べ物と、 母乳へはどのような影響が出るのでしょうか。今回は、産後におすすめの食べ物と NG な食べ物をご紹介します。

産後・母乳育児中にNGな食べ物

「産後に絶対に食べてはダメ」という食べ物はありません。ストレスの解消に「妊娠中に食べれなかったものを食べる」というのも大切です。
しかし、赤ちゃんは、「ママさんが食べた物によって体が作られる」という事を覚えておきましょう。
妊娠中と比較すると、授乳期は母体から赤ちゃんに与える影響は少なくなります。母親が口にした食べ物のうち、母乳に移行するのは、「1~10%の微量」と言われていますね。
そんな微量な量ですら、赤ちゃんにとっては、体調を崩す要因になることもあります。
ここでは、産後と、母乳育児中に控えた方が良い食べ物をお話ししますね。

アルコール

授乳中は飲酒を控えましょう。
なぜなら、アルコールは母乳に移行する割合が高いので、赤ちゃんは アルコール濃度が高い母乳を飲むことになるからです。
未熟な体である赤ちゃんは、アルコールを分解することができません。脳や身体の発達に影響を及ぼし、アルコール中毒を引き起こす可能性があります。
どうしても飲みたい時は、 ノンアルコール飲料水や、炭酸水を飲むようにしましょう。

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む飲み物は、控えたほうがいいでしょう。眠気覚ましのためにコーヒーや栄養ドリンクを飲む方がいますよね。
あの飲んだ後に頭がすっきりする、という感覚は「覚醒作用」によるものです。
授乳中のママがカフェインを摂取すると、摂取した量の約1%が母乳に反映されます。体が未発達な赤ちゃんにとって、微量なカフェインも影響を受けてしまいます。
具体的には、 不眠症、ぐずりやすい、情緒が不安定になりやすいなどの症状が出ることがあります。
栄養ドリンクであれば、ノンカフェインのタイプを選びましょう。またコーヒーであれば、産後のママさん向けのノンカフェインのコーヒーやハーブティーを飲んでみましょう。

授乳中に使用できる薬は限られています。
なぜなら薬の中にはステロイド剤など、赤ちゃんにとって刺激が強すぎるものがあるからです。抗がん剤、抗不整脈薬、抗てんかん薬、 医療用麻薬は授乳中は使用できません。
ただ母親の体も大切にしなくてはいけません。
授乳期でも使用できる薬もありますが、長期的な使用や大量な場合には、注意が必要な薬もあります。
医師と相談し、服用していい薬を確認しておきましょう。

産後に積極的に食べるもの

授乳中に、 積極的に食べるものは、 タンパク質を多く含んだ食品です。タンパク質を多く含む食品は、肉、魚、卵大豆製品がありますね。
産後は、 2つの理由でたんぱく質を積極的に食べる必要があります。

1つ目は、妊娠出産でダメージを受けた体を構築するため。
2つ目は、赤ちゃんを育むために必要だから

タンパク質は、 体を作る以外にも、 ホルモン調節に欠かせません。
産後のホルモンバランスが乱れやすい時期にも、欠かせない栄養なのです。
産後は、育児で忙しくパンやおにぎりで簡単に済ませがちです。
そんな食事の中に、ゆで卵を追加する、作り置きの肉料理を準備しておく、などの工夫で生活の中にタンパク質を取り入れるようにしましょう。

産後に鉄分不足だと産後うつの可能性も

授乳によりママさんの体の中の鉄分が不足しやすいです。
鉄分が不足すると、フェリチンと呼ばれる数値が低下します。このフェリチンが低下すると、産後うつの発症が高くなることが分かっています。
産後うつの予防のためにも、鉄分を多く食品を食べましょう。鉄分を含む食品には、吸収率の良いヘム鉄、 非ヘム鉄があります。
産後は吸収率の良い非ヘム鉄を食べるのをお勧めします。非ヘム鉄はレバーや、 魚の血合いに多く含まれています。

炭水化物を多く取ると産後太りになりやすい

炭水化物を多く摂りすぎると産後太りの要因になります。
「無性に甘いものが食べたい!」という衝動に駆られることもありますが、量の調節は必要です。
ストレスが溜まらない程度にバランスを考えましょう。
例えば、食事を菓子パンで済ませる。甘い飲み物を好んで飲む。以上のような食事は産後太りに拍車をかけてしまいます。
甘いものが食べたくなる時は、タンパク質を多く含む食品に置き換えてみましょう。手軽なのはゆで卵です。
タンパク質を多く摂ると、食欲が安定する、糖質の過剰な摂取を抑える効果が期待できます。

まとめ

産後の食事は赤ちゃんの体に影響します。アルコール、カフェインを含む飲み物、薬の服用には注意が必要です。
特にアルコールは母乳に移行する濃度が高いのでやめましょう。
産後には、 タンパク質、鉄分を多く含む食品を食べましょう。赤ちゃんの体作りだけでなく、ママさんの体調を安定させるために必要です。
炭水化物の摂り過ぎは産後太りの要因になるので量を調節しましょう。
今回の話が産後のママさんの健康作りの手助けになれば幸いです。