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生活に支障がでたり、痛みでつらい思いをしてしまったする坐骨神経痛は嫌ですよね。動いているときだけでなく、座る姿勢でも痛くなってしまった方は「坐骨神経痛を悪くしてしまう座り方はなんだろうか」と気になるところです。
実は坐骨神経痛は筋肉の影響を受けているところもあり、座り方は大切なポイントになります。
本記事を読むことによって、坐骨神経痛にとって悪い座り方・良い座り方を知り、生活で気をつけるべきポイントがわかるようになります。また、床に座る際のおすすめグッズや椅子での生活との比較も公開していきます。
坐骨神経痛にとって良くない2つの座り方
床での座り方で良くないと言われているのが「横座り」と「体育座り」です。この2つの姿勢はともに骨盤のアンバランスを引き起こしてしまうため、坐骨神経痛にとって良いといわれていません。詳しく解説していきます。
横座り
横座りは骨盤のゆがみを引き起こしやすいといわれています。坐骨神経痛を抱えている人にはあまりおすすめできません。坐骨神経痛は筋肉のハリが強くても、症状が悪くなってしまうことがあります。
横座りは骨盤の動きが左右対称でないため、長い時間その姿勢をおこなうと骨盤がゆがむ可能性があります。多くの場合、横座りは同じ方向に足を崩すためゆがみも一定方向に出やすい傾向にあります。
そのため、骨盤のゆがみを引き起こしやすい横座りはなるべく避ける方が無難です。
体育座り
体育座りも同じく骨盤をゆがめやすい座り方です。体育座りをおこなうと骨盤は後ろに傾いてしまいます。そのため、猫背などの姿勢につながりやすく坐骨神経痛にとってはマイナスの影響になってしまいがちです。
猫背になると、立っていても、座っていても腰に負担がかかりやすくなってしまいます。坐骨神経痛は腰の影響も受けているため、体育座りは間接的に負担をかけてしまいます。
坐骨神経痛におすすめの座り方
坐骨神経痛にとって影響の少ない姿勢は正座です。骨盤がゆがみづらく、姿勢も悪くなりづらいです。背骨も真っ直ぐ整えやすいことから一番悪い影響がすくない座り方です。
他にはあぐらもおすすめです。あぐらは姿勢が崩れやすいともいわれていますが、股関節を開いて座ることから、骨盤周りが硬くなりづらいというメリットもあります。
また、あぐらで座る際にお腹と背中の少し力をいれると背骨が真っ直ぐになるとの研究もあります。あぐらも座り方によって、良い姿勢に変わるのです。
参考文献「あぐら座位における体幹同時収縮が脊柱側彎に及ぼす影響」
床に座るときのおすすめグッズ
坐骨神経痛にとって悪い座り方と良い座り方を知ってもなかなか継続することは難しい方も多いです。そんな時は健康グッズに頼るのも賢い手段です。自分では疲れてしまって、意識できない姿勢を強制的に整えてくれます。この項目では体を整えてくれるおすすめグッズをご紹介します。
骨盤クッション
骨盤を整えてくれる床用のクッションがあります。それを使用することにより、骨盤を整えてくれます。さらに、クッションが骨盤を整える形に最初からセットされているため自分で工夫する必要はありません。
座っているだけで骨盤を調整できる優れものです。さまざまな商品があるので、自分に合った商品を探してみましょう。
座椅子
骨盤クッションと同じく、体を整えることができる座椅子もあります。骨盤クッションとの違いは背もたれがついていることです。背もたれがついているため、長い時間座っていても疲れづらいという特徴があります。床に長く座る方におすすめの商品です。
床と椅子どちらが坐骨神経痛にとって良いの?
坐骨神経痛を抱えている人にとって床生活と椅子生活はどちらが良いということは難しい問題です。なぜなら椅子生活でも体への負担は意外と大きいからです。
実は椅子に座っている姿勢は立っているときよりも腰にかかる負担が大きいことが確認されています。そのため、長時間椅子に座ることも坐骨神経痛を悪化させてしまう可能性があります。
参考文献「姿勢と動作-作業姿勢と負担」
つまり、床生活も椅子生活も長時間同じ姿勢でいることは坐骨神経痛にとって負担になってしまうということです。そのため次のような対策をすることをおすすめします。
- 長時間座っていることは避ける
- 30分~60分に一回が立って体を動かす
- 骨盤クッション、座椅子、椅子を体に良いものにする
これらをおこなうことで坐骨神経痛をケアできる可能性があります。一回だけおこなっても意味がありませんので、継続的に実施していき体を整えていきましょう。
まとめ
坐骨神経痛では横座りや体育座りは避けた方が良いでしょう。正座やあぐらがおすすめです。また、骨盤クッションや座椅子などのグッズを使うことによって、座る姿勢を楽にすることができます。
しかし、床生活でも椅子生活でも長時間の姿勢は体にとって負担になります。そのため定期的に身体を動かしたりして、筋肉のハリがでないように心がけましょう。