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腰やおしり、足に痛みやしびれがでる坐骨神経痛。症状が強くなると、普段はなんでもない動きでも憂鬱になってしまいますよね。
坐骨神経痛を楽にするためには安静が良いといわれますが、それは本当なのでしょうか?本記事では坐骨神経痛と安静の関係や安静にするときの正しい姿勢をご紹介します。
坐骨神経痛になってしまう代表的な3つの疾患
坐骨神経痛を引き起こす疾患は以下のものです。
- 腰部椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 梨状筋症候群
実は坐骨神経痛は病気の名前ではなく症状の名前です。そのため一口に坐骨神経痛といっても隠れている原因が違います。まずはそのことを理解することが大切です。
しかし、原因は違いますが予防法や対策は似ています。坐骨神経痛で安静が必要な場面をみていきましょう。
坐骨神経痛で安静が必要なたった1つの場面
坐骨神経痛で安静が必要な場面は以下の場面です。
- 痛みがしびれ強くなり、体を動かせないとき
急に起こった坐骨神経痛や日常生活でひどくなり体を動かせない時が安静の対象になります。それ以外には安静にする必要性は基本的にはないと言われています。
なぜなら、痛みやしびれがおこったとしても安静にしすぎてしまうと、逆に症状が長く続いてしまう可能性があるためです。これは普通の腰痛でも坐骨神経でも同じことがいえます。
実際に安静のパターンと日常生活を普通に過ごすパターンで比較検討された実験があります。その結果、その2つにはあまり差はない、もしくは安静にし過ぎると回復に余計に時間がかかってしまうという結果が発表されました。
そのため、症状が強く体を動かせない時以外は日常生活を普通におこなっても問題ありません。
坐骨神経痛で病院受診が必要な3つの危険な症状
坐骨神経痛で早急な病院への受診が必要な場面があります。それは以下のような症状が現れたときです。
- 尿が出づらい
- 痛みで長時間歩けない
- 足が動かしづらい
このような症状が現れたということは椎間板ヘルニアもしくは脊柱管狭窄症の症状はひどくなってしまった可能性があります。症状を放置しても良くなる可能性は低いため、早急に病院へ受診することをおすすめします。
坐骨神経痛の安静を確保するための正しい2つの体勢
坐骨神経痛の症状がひどい場合、少しの期間なら安静にしてもマイナスの影響はありません。坐骨神経痛で安静にする場合におすすめの体勢は以下の2つです。
- 横向きになり、エビのように体を丸める
- 仰向けになり、膝の下にクッションを入れる
これらをおこなうことにより患部へに負担が和らぎ、症状を予防することができます。
安静にする理想的な期間は4日未満
坐骨神経痛がひどくなり、安静にする場合には4日未満に留めましょう。それ以上安静にしてしまうと、症状の回復が遅くなってしまうだけでなく、再発の可能性も高くなってしまうことがあります。
これは安静のし過ぎのため筋肉や関節の動きが悪くなってしまうためです。坐骨神経痛の症状がひどく動けない時は安静にするのはやむをえませんが、安静のし過ぎで悪影響がでることもありますので、注意が必要です。
坐骨神経痛では症状に合わせて体を動かすのが吉!
坐骨神経痛では症状の強さに合わせて体を動かすようにしましょう。症状が強いときは体の動きも少なくし、できる範囲で動きます。症状が軽くなってきた際には、それに合わせて日常生活の動きも通常のものに戻していくのがポイントです。
体の症状に合わせて段階的に動きをもとに戻していくことによって、筋肉や関節の動きは良くなります。それに伴い、坐骨神経痛の回復も早くなる傾向にあります。
動けるときはしっかりと動いて、体がつらいときにはゆっくりすると良いでしょう。
まとめ
坐骨神経痛では安静にしすぎてしまうと症状の回復を遅らせてしまう可能性があります。そのため、安静にするとしても4日未満に抑えることが必要です。
安静にするときの体勢は以下の2つです。
- 横向きでエビのように体を丸くする
- 仰向けで膝の下にクッションを入れる
この体勢をおこなうことで体への負担を少なくすることができます。痛みが軽くなるにつれて、通常の日常生活に戻していくことが大切です。