こんなお悩みありませんか?
・ズーンと重い腰痛が続く事がある
・片方の腰だけに痺れや痛みがある
・赤ちゃんを抱えている時に腰が痛くなる
・姿勢&スタイルの悪さが気になる
・写真や鏡で見たときに自分の姿勢がおばあちゃんみたいだ
慢性腰痛症&椎間板ヘルニアの特徴
長年の悪い姿勢(猫背)で背筋が伸ばされ続け損傷していたり、股関節を上手く使えず腰中心で赤ちゃんを抱え上げたり・重い物などを持ち上げると腰椎への深刻なダメージが掛かるために起こります。
特に、デスクワーク・介護・力仕事(重いものを運ぶなど)をされている方は慢性腰痛や椎間板ヘルニアの方が多いです。
慢性腰痛&椎間板ヘルニアの原因
慢性腰痛の痛みの原因は以下の図の通りです。
椎間板ヘルニアの原因
原因のお話をする前に、背骨の基本的な構造をお伝えします。
まず、一つ一つの背骨の間に”椎間板”というクッションの役割として働いている組織があります。
この、椎間板の中に”髄核”というゼリー状の組織があります。役割としては圧力を分散させる事が出来ます。
なので、基本的に背骨に衝撃が加わったり・激しく身体を曲げたり伸ばしたりしても、椎間板・髄核・繊維輪・靱帯などが後ろにある神経を保護してくれます。
しかし、
・長時間背中を丸めた姿勢を続ける
・お子さんや重い物を床から持ち上げる
などを行うと、椎間板の中にある髄核が前からの圧力によって後ろに押し出されてしまいます。
そうすると、後ろにある神経を圧迫してしまい椎間板ヘルニアとなります。
慢性腰痛&椎間板ヘルニアの注意点
1つは、背部の筋肉を下手にマッサージすることの危険性です。
ここで大事なのが【なぜ、こんなに姿勢が悪くなったのか】ということが大事になってきます。
・正常な背骨は以下のようになっていますが、【後天的な問題により】(職種・運動習慣・食生活など)徐々に崩れ始め骨格の歪みが起こり始めます。
・この段階では、まだ”痛み”が出るほど軟部組織(筋肉、皮膚、脂肪、靭帯など)が損傷していないため、本人としてはまだ自覚できていません。
・崩れ始めた状態をそのまま放置していくことで、組織に過度な伸張ストレスがかかり痛みが発生します。
ここで例を出すと…
デスクワークの方や長時間スマホをいじっている方はこのような姿勢をとっています。
猫背のように姿勢が丸くなる方は、基本的にお尻の筋肉やハムストリングスが硬い傾向があります。
そうすると、骨盤が後ろに倒れ先ほどのような丸まった姿勢となり背筋が伸ばされるストレスと腎臓や大腸に上から潰されるストレスがかかり痛みが出てしまいます。
なので、背筋の硬さや痛みは【二次的な結果】でしかありませんのでマッサージすると余計に体が倒れていきます。
根本的な原因は、長時間いい姿勢を保てなくなった腹部のインナーマッスル(多裂筋・骨盤底筋・腹横筋)が弱化したせいですのでここを治療していかなければなりません。
対処法
・ストレッチ
症状悪化防止&予防目的のストレッチ方法をお伝えします。
【効果抜群!! お尻&ハムストリングスの硬さを落とせるストレッチ】
※下の説明は、仮に右の大臀筋(お尻の筋肉)をストレッチする場合です。
◆まず、四つ這いになります。
◆次に、右足を左膝の前に通します。(直角がベストです)
◆そして、左足を後ろに伸ばしてお腹が右足のふとももに着くぐらいカラダを曲げれるといいです。
※きつい人は手前で止めて大丈夫です。必ず力を抜いて息を続けて下さい。
◆最後に両手を上に伸ばし体全体をお辞儀させるような体勢のまま、1分やってみましょう。
左右のお尻をストレッチし、1日2セットできるとばっちりです。
・腸腰筋ストレッチ
デスクワークなど座りっぱなしの姿勢が多い方は、股関節を曲げている状態が続いているため、足を曲げる筋肉が短く・硬くなていますのでこのストレッチで柔らかくします。
・まず膝立ちになり、ストレッチしたい足と逆の足を90°立てます
・次にもう一歩分前に出し、両手を膝に添え体重をかけていきます
・なるべくふとももとおなかはつけにように意識し、息をしながら1分間行ってみましょう!
!注意!
伸ばしている足に力を入れないように気を付けましょう!
・腹直筋下部トレーニング
画像のように両足を直角に保ち、足を動かさずにお尻をまっすぐ上に持ち上げましょう!!
!注意!
足が頭のほうに倒れたり、お尻を挙げる向きが頭のほうに上げないように気を付けましょう!!
そうすると腹直筋下部に効かなくなります。
まとめ
今回は、慢性腰痛・ヘルニアになる原因と対策をお伝えしていきました。
しかし、すでに痛みがある方はセルフストレッチやトレーニングでは解決は難しいでしょう。
人の体は十人十色ですので、当院ではお一人お一人に丁寧な問診と検査を心がけています。単なるマッサージで終わるのではなく、ボキボキせずに骨格の歪みから整えていきますので、まずは当院の姿勢歪みチェックを受けて早期治療をおすすめします。