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南流山、江戸川台の2店舗を構えるあさば接骨院は、腰痛・坐骨神経痛・膝痛・産後の痛みの改善を得意とする地域密着の整骨院です。

健康コラム

産後の骨盤ベルトは実は必要ない!?【現役整体師が徹底検証】


骨盤ベルトは今や産後の骨盤ケアでメジャーになっているツールです。とこちゃんベルトをはじめ、様々な種類が販売されています。
しかし、なぜ産後に骨盤ベルトがすすめられているのでしょうか?
そもそも産後の骨盤ベルトは本当に必要なのでしょうか?
この記事では産後骨盤ベルトの必要性について詳しく解説しています。

なんで産後に骨盤ベルトが必要だといわれているの?


産後に骨盤ベルトが必要な理由はいくつかありますが、最大の理由は骨盤が不安定だということです。
赤ちゃんが体の中にいるときからママは出産に向けて準備をします。
出産の準備に際して、骨盤を安定させる靭帯を緩めるというものがあります。リラキシンという骨盤を柔らかくするホルモンが分泌されることにより、出産をスムーズに行えるような体にしているのです。
実はこの骨盤の靭帯や関節が柔らかい状態は産後6か月程度は続くといわれています。6か月かけて体は徐々に以前の状態を取り戻していき、ここでやっと骨盤が安定してくるのです。つまり産前~産後6か月までは骨盤の状態が不安定になっており、骨盤ベルトが必要だといわれています。
「骨盤ベルトはなぜつけるの?」の疑問を動画でも詳しく解説しております。

動画の方がみやすい方はこちらをご覧ください

骨盤ベルトを使用する3つのメリット


骨盤ベルトを使用する3つのメリットをご紹介します。

  • お腹の力が入りやすい
  • 姿勢が良くなることで、肩や腰の不調が減りやすい
  • 新陳代謝が良くなり、血液循環が良くなりやすい

このようなメリットがあります。
骨盤は体の土台となる重要な部分です。本来なら自分の筋力で骨盤をしっかりと安定させることが理想的です。
しかし、女性は男性と違い筋力が弱く、骨盤ベルトに頼らないとうまく安定できないという現実があります。

実は骨盤ベルトをしなくても良いケースとは?


骨盤ベルトのメリットがある一方で、使用しない方がいいケースも存在します。それは次の3つです。

  • 睡眠時
  • 過度な長時間使用
  • 骨盤ベルトをつけて不調が増すとき

睡眠時


寝ているときに骨盤ベルトを使用することはオススメできません。骨盤ベルトは正しい位置にあってこそ本来の効果を発揮します。そのため、寝返りなどでずれてしまうと意味がなくなってしまいます。また、位置がずれていると逆効果になることもあるので注意が必要です。

過剰な長時間使用


寝るとき以外はずっとつけているということも避けましょう。あまりにも長時間骨盤ベルトを装着すると、骨盤周りの締め付けが強くなり血液循環が悪くなるケースがあります。家でゆっくりする時などは外す時間を作りながら、使用するのがオススメです。

骨盤ベルトをつけて不調が増すとき


骨盤ベルトをつけると余計に調子が悪くなってしまうという場合も注意が必要です。骨盤の形や歪みは一人一人違うため、必ずしも骨盤ベルトが合うとは限りません。万人向けに作られているので、自分の体に合っていない場合も中にはあります。
肩や腰のハリ、疲れ、だるさ、その他のトラブルが出てきたときは骨盤ベルトが合っていない可能性があります。試しに装着しない時間を作ってみて調子を比較してみましょう。

まとめ


骨盤ベルトは産後に必要になることが多いです。その理由は骨盤が不安定でバランスを崩しやすくなっているからです。
しかし、状況によってはつけていない方が体にとってメリットになることもあります。特に睡眠時や装着することによって不調になってしまう時には注意が必要です。体のサインをしっかりと気にしながら骨盤ベルトを装着してみましょう。

 

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こちらの記事を監修したスタッフ

                 安田 智彦先生
資格:理学療法士

お客様の悩みに寄り添ったサービス提供をモットーに産後整体、慢性痛整体、インソール作成に従事している。
産後ケアは体が崩れやすい時期ですし、正しい情報をインプットすることが大事です。こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。