あさば接骨院 asaba seikotsuin

あさばグループ

南流山、江戸川台の2店舗を構えるあさば接骨院は、腰痛・坐骨神経痛・膝痛・産後の痛みの改善を得意とする地域密着の整骨院です。

健康コラム

産後の頭痛・吐き気は要注意!産後ママさんの体調不良の原因と対策

「産後に頭痛や吐き気がひどい」というママさんもいます。
ホルモンの関係で不調があるのは当たり前、と決め付けるのは危険です。
症状の表れには、 大きな病気が隠れていることがあります。
今回のお話が「産後の頭痛、吐き気に悩んでいるママさん」の助けとなれば幸いです。

産後の頭痛や吐き気の原因

産後の頭痛や吐き気があると、とてもつらいですよね。
産後はホルモンバランスがの急激に変動するため、体にも変化が現れます。さらに育児や家事により疲労が溜まりやすい状態です。
「産後の頭痛」はよく見られる症状のため、軽く考えられることもあります。
しかし、ひどくなると生活にまで支障が出るようになります。時には、命に関わるような病気が潜んでいることもあるのです。
他人事と捉えず、「考えられる可能性」を知っておくことは、自分の身を守ることになります。
では、産後の頭痛や吐き気の原因の4つを解説します。

貧血

産後は、出産時の出血や、授乳によって鉄分が不足するため、貧血になりやすいです。
貧血は血液中の「ヘモグロビン」という物質が少なくて、起きる病気です。ヘモグロビンは酸素を「全身に送る」働きがあります。
そのため、ヘモグロビンが少ないと、全身に酸素が行き渡らなくなるのです。
ヘモグロビンの正常値は、女性で12.1~14.5g/dLです。それ以下になると、貧血の症状が現れやすくなります。
症状は、頭痛や、立ちくらみ、 動悸、息切れがあります。
貧血にも種類がありますが、女性の多くは、鉄欠乏性貧血が原因です。
中には、一般的な血液検査では見落とされ安い隠れ貧血「潜在性鉄欠乏症」があります。

潜在性貧血

潜在性貧血は、ヘモグロビンの値は正常にも関わら、体に蓄える鉄(貯蔵鉄)が欠乏しているのが状態です。
そのため、一般的な血液検査ではヘモグロビン値が正常内では、「異常なし」と言われることも少なくありません。
一般的な血液検査では「異常なし」と言われたが、立ちくらみ、冷え性、風邪をひきやすい、頭痛など、など症状が多岐にある場合は、「潜在性貧血」を疑いましょう。
潜在性貧血が疑われる場合は、「フェリチン」の値を見てみましょう。
フェリチンは、「体の中に鉄を溜める」際に、反映されるタンパク質です。
フェリチンの正常値は、女性では5~120ng/mLですが、検査で30ng/mLを下回ると、多岐の症状が見られるようになります。

高血圧による頭痛

産後の高血圧は、「妊娠高血圧症候群」と呼ばれ、頭痛を引き起こす原因もの1つです。
妊娠高血圧症候群の特徴は、妊娠20週〜産後12週までの間に140/90mmHg以上の血圧が続くことです。
産後に改善傾向になりますが、産後も症状が続くママさんもいます。
中には、産後に突然、発症するケースもあるのです。放置せずに、治療していくようにしましょう。
血圧が高い状態を放置する、肝臓や腎臓の機能が悪くなり、脳出血の危険性が高くなります。
脳出血の場合、頭痛が現れた時に、顔の半分や片方の手足にしびれが出る、 思ったように話せない、などの症状がみられます。
強い頭痛とともに嘔吐する場合は「くも膜下出血」の可能性もあります。症状が続く場合は、我慢しすぎず、一度、医療機関への受診をお勧めします。

産後うつ

産後うつで頭痛が起きることもあります。
症状として食欲がない、睡眠障害、気分の落ち込みが激しい、頭全体が重くなるような痛み、 目の奥が痛むような感覚があります。
産後うつは、自分で気づかないこともあります。不調が続く時は、一人で抱え込まないようにしましょう。
症状が続く場合は、出産した産婦人科、保健センターに相談するのも一つの方法ですよ。
自治体によっては、 子育て相談の窓口もあるので、近隣地域での「子育て支援情報」を収集してみましょう。

産後に頭痛・吐き気が起こった場合どこに行けば良い?

激しい頭痛と吐き気、手の痺れなどが怒った場合は、救急車を呼ぶのをお勧めします。
頭痛と吐き気が続く場合には、出産した産婦人科に相談してみましょう。近隣に産婦人科が無ければ、内科でも構いません。
受診時に医師に詳しい症状を話し、頭痛に詳しい先生を紹介してもらうのが一番望ましいです。

まとめ

今回は、 産後の頭痛と吐き気に関するお話でした。
産後の頭痛、吐き気の原因には、 貧血、潜在性貧血、産後の高血圧による頭痛、産後うつの4つあります。
産後は女性ホルモンの関係により、体調に変化が表れやすいデリケートな時期です。さらに慣れない育児や環境の変化により、身体が休息を取れない状態が続きます。
「疲れが溜まっているんだろう」と放っておくと重篤な病気に気づかないこともあります。
頭痛と吐き気が続く際には、出産した産婦人科に相談してみましょう。
今回のお話が、産後のママさんの健康の手助けとなれば幸いです。

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店舗情報

この記事を監修した先生

 

安田 智彦 先生

資格:理学療法士

理学療法士として幅広い年代のリハビリを担当してきた。お客様の悩みに寄り添い、一緒に解決するをモットーに当院にて産後整体も担当している。